待つことも大事


先日ある廃棄物処分業者(関東では結構大手)の営業から電話があり、「業界全体荷物が減っていて大変みたいなのですが信太さんとこはどうですか」という話がありました。確かにうちの産業廃棄物部門も今期予想よりは忙しくはないですがそこはうちの営業方針(最近は廃棄物部門よりも重量物の運搬部門の方に力を入れている)の変化もあるので何とも言えない、的なことを言いました。それと廃棄物は(オリンピック関連や景気回復による物流の増加から自然増が見込めるので)もう少し辛抱すれば大丈夫だよ、というアドバイスをさせていただきました。その営業に色々聞くと、その廃棄物処分業者の社長や営業部長から「案件を取って来い」というプレッシャーが掛って色々とあたっているそうです。
売り上げが落ちてくるとバタバタしてしまうのが常ですね。
うちの会社も1年目、2年目は少し暇になると飛び込み営業に回ってみたり、広告をうってみたりしてましたが結果的にはあまり効果がないことが多かったです。
最近の信太商店は暇な時は社員全員で作業で使う工具の清掃、事務所の掃除、車両の洗車、作業手順の確認や書類作成の仕方などの社員教育を行ってます。
全部の業種に当てはまるわけではないですが普段から確かなサービスを提供していれば必ず継続的にお客様からご依頼があると信じています。確かなサービスを提供するためにも時間があるときは道具の手入れや社員教育を徹底するべきだと思っています。また幾ら忙しくてもこの時間は作るべきです。
今回話がでた営業の方にはここまで話はしませんでしたが次回会った時には一時的な売り上げ増のための営業に回るのではなく、永続的な売り上げ増のために社内での課題点を改善してみては、と提案してみます(私は結構内部的な要因があることを知ってます)
外部的な要因(オリンピックや景気回復)でも十分上昇余地のある産廃業界ですがさらに内部的な改善を行えば業界トップも夢じゃないくらいこの業界には可能性があります。
そこが魅力でわざわざバンカーやめたんですがね(笑)そんなことを考えながらアイラモルト(LAPHROAIG)を頂いています。
ラフロイイング