キャンプに向いている薪の話


最近薪が良く売れるのでお客様から色々なお問い合わせをいただきます。特に多いのは「薪にはどんな種類の木が良いのですか」って質問。ある程度ヘビーにキャンプやる方にはうちの店でチェンソーと斧を購入いただき自立して薪を調達してもらいたいと思っているのでその話をすると大抵以上の質問がきます。
一般的には最上級は樫の木で、水と同等かそれよりも重いのが特徴。つまり水に浮きません。ちなみにうちで販売している樫の木は伐採から2年以上、水分量も15%以下ですが水に浮きません。火持ちも最高で1、2本で1時間ほど燃えます。
ただきへんに堅いと書くのでかなり堅いため、伐採がまず難しいのと薪にするのは人力ではかなり重労働です。
つぎに上級というかかなり火持ちが良いのはコナラやクリ。こちらも固くて重いです。水より重いってことは無いですがほぼ水と互角になります。生木だと水より重いです。
でもコナラやクリならキノコ栽培のほだ木に使えるので薪ではもったいないですね。
そのほか欅もおすすめ。生木から乾燥をしていくとかなり軽くなるのが特徴ですが火が付くのが早く火持ちも中くらいです。
最後に、料理をする人なら針葉樹のヒノキや杉もおすすめ。オーブン付きの薪ストーブでピザやパンを焼くのなら窯の温度を上げる必要があるので料理の間だけヒノキと杉を入れてあげると一瞬で表面温度が300度近く上がります。窯の中も200度を超えます。
ただし使いすぎると煙突にススがたまりやすいのでほどほどをお勧めします。
その他薪の事でなにかありましたら是非お問い合わせください。