
「防犯用で砂利を敷いていたけど、リフォームしたい」
「水槽で使っていた小石の捨て方を知りたい」
このように、不要になった砂利や庭から出た石ころを処理したい場合があります。
しかし、いざ石を捨てようとしてもどのように処分すれば良いかわからないのではないでしょうか?
砂利や小さな石は、自治体によっては無料で回収してもらうことができます。

水槽などで使われる小石

駐車場などで使われる砂利
ただし、対応は自治体ごとによって違い、石を回収してくれない自治体もあります。
この記事では、庭から出た小さな石や砂利の処分方法についてお伝えします。
なお、人が持ち運べないような大きな庭石は、処分方法が変わります。
大きな石についてはこちらの記事を参考にして下さい。
目次
石を川や山、公園に捨てるのは不法投棄にあたる
庭から出た砂利や石を、川や山などに無断で捨てると、不法投棄にあたってしまいます。
(※自身が所有する私有地であれば問題ありません)
たとえ自然の山や川だったとしても、管理している自治体や人が存在します。
不法投棄が発覚した場合は「5年以下の懲役」もしくは「1,000万円以下の罰金」またはその両方が科せられることとなり、かなり重い罪であることが分かります。
廃棄物処理法第25条及び第32条
個人の場合は5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方。
法人の場合は3億円以下の罰金。
公園や田畑など、私有地以外の土の中に砂利や小石を埋めるのも、同じく廃棄物処理法違反となります。
絶対に行わないようにしましょう。
自治体のルールに従って処分・回収してもらう
最も簡単に小さな石や砂利を処分する方法は、家庭ごみとして自治体に処分してもらう方法です。
小さいサイズであれば、家庭ごみとして砂利や小石を捨てることが許可されている自治体もあります。
ただし、多くの自治体では、石や砂利の回収は対応していない場合がほとんどです。
対応は自治体によって異なるので、お住まいの地域の市役所などに問い合わせてみましょう。
なお、自治体によっては、回収してもらうための細かいルール(重さや、土の混入など)があります。
問い合わせの際は、どのような出し方をすれば回収してもらえるのか?、併せて確認しておきましょう。
石(砂利)を捨てることができる自治体
以下は、神戸市の場合の対応です。
少量の石であれば、ごみとして回収してもらうことができます。
「石(少量のもの)」は何ごみで捨てればいいですか?
「燃えないごみ」です。
袋が破れない程度(おおむね5㎏以下)にして出してください。
一度に大量に出すことは出来ません。処理業者などに相談してください。
石(砂利)を捨てることができない自治体
以下は、静岡県湖西市の場合の対応です。
石や砂利を、ごみとして回収してもらうことはできません。
土や石、砂利はごみではありません。
ごみステーションに出したり、環境センターに持ち込んだりすることはできません。
販売店、建設業者など、回収をしている業者にご相談ください。
各自治体が指定する処理場に持ち込む
町田市や仙台市のように、指定の処分場に持ち込むことで、砂利を処分できる自治体もあります。
石(砂利)のごみの分別方法はなんですか。
【 分別方法 】
石(砂利) は、【 燃やせないごみ】です。【 備考 】
1回の排出につき、5リットルの指定収集袋で1袋までです。
土、砂、砂利、石、レンガ及びこれに類するものは、混ぜて出すことができません。分別された品目それぞれについて、1袋まで出すことができます。
ご自分で清掃工場に持ち込まれる場合は、1日30キログラムまで搬入できます(有料・要予約)。
石(自然石)は、石積埋立処分場へ自己搬入して処分することができます。
(長さ100cm以下かつ、重量1個あたり300kg以下)- 仙台市HPより
処分は有料となる場合もありますし、石は自分で運び出す必要があります。
しかし、一度に大量に処分したい場合は、持ち込みは便利な方法です。
自分の土地に埋める
公園や他人の土地に石を埋める場合は違法行為になります。
しかし、自分の土地に砂利を埋める場合は問題ありません。
ただし、今後土地を売却する予定がある場合は注意が必要です。
土中を掘り起こした際にトラブルになる可能性があり、売却が完了してから契約不適合責任(民法改正前の「瑕疵担保責任」)を負う可能性があります。
参考:瑕疵担保責任について|国土交通省
フリマサイト等で販売・譲渡する
最近では、インターネットを使って簡単に個人売買ができるようになりました。
ジモティー、ヤフオク、メルカリなどサイトで募集をかければ、個人間で譲渡ができる可能性があります。
小さな石や砂利は、アクアリウムなガーデニングなどの用途で需要があります。
個人間でうまく売買できれば、現金化できるメリットがあります。
しかし、どのサイトを使う場合でも
- 石の移動は個人間で行わなければならない
- 引き取り手が見つかるまで時間がかかる
というデメリットがあります。
少しでも買い取り手が見つかりやすくなるよう、出品前に苔や汚れをきれいに洗い流しておきましょう。
業者に処分や回収を依頼する
できるだけスムーズに不要な石を捨てたい時は、不要品回収・処分業者に依頼するのがベストです。
- 石をゴミとして処分できない自治体に住んでいる
- フリマサイトでは売れないような石を処分したい
特にこうした方は、不要な石を処分してくれる回収業者に頼るしかありません。
費用が掛かりますが、自治体では断られてしまうような大量の石を処分することができます。
自身で運び出す必要もないため、「邪魔な石を早く処分したい」という煩わしさを、すぐに解消することができます。
色々な方法を模索するより、時間的・精神的な負担が軽減されます。
石の捨て方に困っている方は、専門の回収業者に任せてみてください。
石の処分を依頼できる業者
- 造園業者
- リフォーム会社
- 外構工事業者
- 解体業者
など、庭の手入れやリフォームを請け負っている業者であれば、小さな石の処分を引き受けてくれる可能性が高いです。
ただし、砂利の処分のみではなく、庭のリフォームや解体と一緒に依頼する必要があります。
砂利や小さな石の処分費用の相場
砂利や小さな石の処分にかかる費用相場は、一般的には1kgあたり30〜60円となります。
量が多い場合は、クレーンやショベルカーといった重機を使用する必要があり、追加で30,000万円〜50,000万円程度の費用がかかります。
石の量や大きさ応じて値段は変わりますが、目安として一軒家の庭では、30,000円〜50,000円程度です。
小さな石や砂利の処分する上で知っておきたいこと
砂利の運搬にはスコップや一輪車が便利
1つ1つの砂利は小さいですが、集まると非常に重くなり、運び出しに苦労します。
砂利を自分でで運搬する際は、
- 砂利をすくうためのスコップ
- 運搬するための一輪車
- 砂利を入れておく袋(麻袋など)
などがあると、運搬が簡単になります。
ふるいを使って砂利と土を分離
砂利の回収を行なっている自治体では、土がついたままでは回収できない場合もあります。
また、個人で譲渡する場合でも、土がついたままの状態は好まれないことが多いでしょう。
砂利と土を分離するには、ふるいを使います。
園芸用アイテムとしてホームセンター等で販売されているので、分離する必要がある場合はふるいをお使いください。
ホームセンターでは砂利の処分はほぼ受け付けていない
石の処分を検討している方の中には、「近所のホームセンターで引き取ってくれるだろう」と考えている方も多いと思います。
ネット上では「砂利はホームセンターで回収してくれる」といった情報も散見されます。
しかし、大手ホームセンターに問い合わせたところ、いずれも「石の処分は引き受けていない」と回答がありました。
引き取りしてくれるホームセンターがあったとしても、「新しい砂利の購入が前提」など、積極的には行なっていない印象です。
現実的な選択肢としては、ホームセンターでの砂利や小石の引き取りは、かなり難しいでしょう。
庭石の処分なら信太商店へ
不要な小石や砂利の処分を検討中であれば「信太商店」にお任せください。
信太商店は関東全域(+静岡県)をカバーする不要品回収業者であり、一般的には処分が難しい庭石でも回収を行なっています。
石処分の実績が豊富と明瞭な費用
これまでに信太商店がおこなってきた不要な石の処分実績は以下の通りです。
横浜市砂利と敷石の撤去作業
千葉県での砂利の運搬処理
世田谷区砂利撤去作業
八王子砂利の処分
信太商店は石の回収をおこなっていない自治体から紹介を受けるほど信頼性があります。
参考:土・砂・石・ブロック・レンガを処理している業者(港区HP)
庭石などを撤去する場合には自宅の敷地まで業者が入ってきますが、そういったときも実績・信頼性に優れた信太商店にお任せいただければ安心だと思います。
なお、石の処分に掛かる費用の目安は、1kgあたり40円です。
他にクレーン等を使用する場合は1日当たり30,000円程度の追加費用がかかります。
このように明瞭な料金体系となっており、問い合わせいただければスパッと価格を出すことができます。
石処分を依頼する際の流れ【見積り無料】
信太商店に石の処分を依頼する際の流れは以下の通りです。
- 電話・メールで問い合わせ
- 作業内容の聞き取り
- 現地での無料見積もり
- 作業日を決定
- 当日、作業の実施
信太商店は年中無休で営業をおこなっています。
電話またはメールでも概算の費用を提示できますので、まずは気軽にご連絡ください。
仮に現地調査が必要な場合でも見積もりはすべて無料です。
実際に依頼を受けるまではいっさい費用が掛かりません。
電話番号 | 0120-937-277 |
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メールアドレス | shida@shida-eco.com |
見積もり問い合わせフォーム | https://www.shida-eco.com/contact |
まとめ
- 小さな石や砂利の回収は、自治体によって対応が異なる
- 処理場に持ち込みを受け付けている自治体もある
- 不用品回収業者や造園業者に引き取りを依頼することができる
- 私有地以外の山や川に捨てると不法投棄となり、法律で罰せられる
砂利や小石の運搬や個人譲渡は大変な作業を伴いますので、業者に依頼するのがおすすめです。
なるべくコストをかけたくないという方は、自宅の敷地に埋めたり、花壇の縁切り等としてリユースする方法もあります。
東京に拠点を構える「信太商店」ではどんな規模の回収業務も受け付けています。
庭から出た石や砂利の処分に困っている方はぜひ相談ください。