今年は猛暑のためサニーレタスや小松菜などの葉物野菜の成長が芳しくない中、オクラはすくすく育ってます。
まだまだ成長中のオクラ。15株程度のオクラの木に毎日20本程度のオクラが食べごろで採れます。
追肥も化成肥料だけでいいので簡単。種からやったので元取れましたね(笑)もちろん土は信太商店でリサイクルした土です。
昨今非正規労働者の増加が社会問題化していますが我が社もこの問題に思いっきり直面してます。端的に言うと正社員が中々定着しません。
私一人で創業して4年目、従業員の数は非正規も入れたら10人程度になり、ある程度キャパの大きい仕事も対応できるようになりました。ただ、大きな現場を支えるのは非正規のメンツ。熟練の正社員が少ないのです。
当社の売りはクオリティーの高さなので大きな現場では私を含めて正社員全員が総出で対応しています。
「正社員になりたい」「安定した仕事をしたい」とうちに入ってくるのですが結局は1年程度で辞めていくのがほとんど。理由も「仕事についていけない」「家族の問題を抱えている」「お金の問題を抱えている」など様々。
まあ中途で採用していて年齢を関係なく採用するように採用担当者に指示しているので仕方ないのですが、さまざまな問題抱えてますね。私が銀行に就職した時みたいに身辺調査もありませんしね(笑)肉体的にダウンするなど支えられる問題ならいいのですが、家族の問題とか会社ではサポートしきれない部分があります。でもそういう社員に限って仕事できるんで何とかしてあげたいって考えてしまう・・・。
人事労務問題はほんと難しいですね。事業展望は4年目してにようやく出来上がってきて売上も右肩上がり・・・後は人事問題ですね。久しぶりに「言志四録」を読んでヒントをもらいます。
最近、外国人の方から色々と仕事を頂くことが多いのですが(主にはDIYで家を改装したりして廃棄物が大量に出てしまった等で)、共通してよく言われるのが「あなたは日本人ぽくない」と言われます(外国人の方の対応はもちろん海外留学組の私が対応)。
何でも外国人の方からみた日本人は判断が遅く、決められない人種らしいです。私が電話でご相談を受けてその場で料金や、日にちを決めてしまうのは珍しいとのこと。もどかしさを感じずに頼めるので色々相談してしまうそう。
確かに私が銀行員として働いていた時、金融業特有の顧客対応のスピード感や決断力はほとんど必要ありませんでした(私が留学中にホームステイしていた先が銀行員一家だったのでそこでのイメージ)。出世に必要なのは上司への根回しや、責任を負わないためにどのようにすればよいかなどの内向きな考え。
私の場合、就職面接時に3年程度で辞めさせてもらいたい旨を伝えて採用されている(他の銀行ではこの時点で落とされました)のと、転職や起業を念頭に日々働いていたのでかなり自由に仕事してました。一緒に働いていた上司からしたらヒヤヒヤだったかもしれません。
幸い、顧客である経営者に恵まれたこと、上司や同僚に自由に仕事をさせてもらったことで起業する自信をつけることが出来ました。もちろん日本的なマーケティングもこの間に学びました。
私が行っている廃棄物処理業ってただのガテン系の仕事ってイメージありますが実は顧客の廃棄物を確実に処理するサービス業なんですよね。顧客のことを考え、顧客のためになるサービスを提供することを日々考えていきます。
この庭石のサイズは横が4メートル、縦が1メートルあります。これだけの石は中々仕事でも処理することがないためワクワクです。
見積りが通ったらこの1つだけでもやりたいです。まさに自分の技術を試す「試金石」です。
先日、銀行員時代の上司の方とお会いする機会がありました。そこで話題になったのが量的緩和が進んだ昨今の銀行営業について。
銀行員時代私は融資営業として主に船橋、市川地域を担当して回らせていただいていました。融資営業とは主に法人、個人事業主にお金を貸す仕事です。その際、よく上司から言われたのが「お金を借りられる余裕があるお客様は資金ニーズ(お金を借りる必要性)が無いことが多い、そこでいかにお金を借りてもらうか仮説を立てて営業すること」という言葉。
実際お金を借りるニーズがあるところは経営に行き詰っていて後ろ向きなお金を借りたいという場合が多いのです。銀行員の中にはこのようなお客様でも自身の営業成績重視でお金を貸してしまう方もいましたが私はこのようなお客様はお断りしました。
かといってお金を借りられる余裕がある会社にはすでに取引銀行があり、資金も足りている場合が多いのです。そこにさきほどの上司の言葉である「仮説」を立ててさまざまな営業方法を考えるのです。
よくある事例だと飲食店の新規開業。結構うまくいっている会社は新規事業で飲食店を展開する場合が多いです。この時は物件の紹介から、内装工事業者、冷蔵機器メーカー、厨房機器メーカー、各種免許届け出代行など色々提案できます。
直接お客様にお聞きすることもあるのですが、その前にまずある程度の「仮説」を考えて提案してしまうのです。特に新規営業の場合はお客様からニーズを聞くことは中々難しい場合が多いです。
この「仮説」から生まれた提案をする上では地方銀行が強みを発揮します。全国規模の銀行と違い、一地方に密着しているためその地方で事業を行う場合にはどこかにその銀行の支店網があるのです。事業展開についても一般的な話ではなく、その地域に対応した展開方法を考えられます。担当者もその地域出身であることが多いのも強みでしょう。
以上長々と書きましたが要約すると地方銀行には大きな可能性があるということ。人間関係が希薄になったいまは地元愛ってこれから大切になると思います。商売も地域に特化したことが受けるじゃないかと思ってます。
銀行員時代の懐かしい気分に浸りつつこの地方銀行マインドをうちの営業社員にも生かしてもらえるように「仮説」を立てる訓練をしてもらいましょう、と勝手にまとめた上司との再会でした。
ちょっと真面目な話。
「産業廃棄物業界」って「静脈物流」と言われ今現在も全く日の目を見ない業界なのですが、私が開業しようと思ったのもこの業界を「サービス業」とう括りにしたいと考えたからです。また、1年間の産業廃棄物処理業者での修業をして、まともにやった時の「可能性」を感じたからです。
現在信太商店は官公庁、企業様からの信頼も厚く、下請け仕事をしないで直請けとしてしっかりとした仕事を行うことで信頼を得ていますが、実際やっていることは一般企業からしたら当たり前のこと。それは「お客様の立場に立ってものを考えること」。
そもそもこの文章を作成したきっかけは最近取引を始めた大手廃棄物処理業者の担当者の方の話ですが、態度から「やってやる」「売ってやる」が見え見え。
自分が失敗しても開き直る態度。
これではこの業界はいつまで経っても良くなりません。
ちょっと今回余りある態度だったのでフランクな言い方して指摘してしまいましたが中々世間の常識と離れているので理解されないのが廃棄物業界の怖いところ。
ただ、静脈物流って資源が限られている日本ではこれから注目されてもいい存在。
ほんとは常識外れな一連のやり取りを載せたいのですが今回は割愛します。
しかし今回は低血圧の私もイラっときたな。こんな業界をどうにかしたいとこれからも考えてまいります。
我が母校獨協大学の地元松原団地での原状回復工事終了。
今回は簡単なパーテション解体とクリーニングでしたので全3日で終了しました。
しかし懐かしい街。5年前と全然変わらない。ちょっとなじみに店が無くなっただけ。良いですね。良く行ってた「ブルマン」という喫茶店はまだ営業してました。嬉しい。今度はゆっくり学内泊で街をぶらぶらしたいです。